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『自民党―この貪欲なるケモノ』


イエスの生涯 (新潮文庫)

イエスの生涯 (新潮文庫)




『自民党が存在する限り、日本に本当の良い政治は訪れない』
これは僕の予測でもあり、信念でもある。

自民党が必要だった時代はもう過去のもの。
必要悪として一定の成果は挙げた。
今はすでに害悪以外の何物でもない。
それなのに未だに存在し続けている。
未だに大勢力を誇っている。
これは自民党およびその支持者がイケナイのではなく、他の政治家達がダメなせいだ。
自民党よりも魅力的な政治を提示できないからダメなのだ。


自民党は、いわば一つのテーゼである。
かなり下劣なテーゼだと思うけれども。
自民党の政治を突き詰めて、突き詰めて、単純な言葉に還元していけば、
『欲望』という言葉が残る。
要するに利潤の追求、利潤の分配、本来政の中で公になされるべきものが、
公のものとは違う場所で行われるのが自民党の政治なのである。
小さいところでは近親者の就職
大きいところでは企業の受注。
等々。
だから、裏金が蔓延る。
不正が蔓延る。
『政治と金の問題』なんていつまで経ってもなくならない。

彼らの利潤の追求は万人に恩恵を与えない。
利益に預かるのは自民党およびそれに近しい人たちだけだ。
そして、彼らは容易に腐る。
自民党に近いところから、腐る。
それはあたかもスパイラルのように周囲を巻き込み、どんどん腐る。
建設業界然り、土木業界然り。
かつて(もうずいぶん前だけど)、
『日本は政治家はダメだけど、官僚が優れているから大丈夫』と言われていた官僚達ですら、
容易に感染し、腐臭を放つようになった。
彼らがクイモノにしているのは、我が国の、日本の未来なのだ。


ところで、ある一つのテーゼに対して抗し得るのはアンチテーゼなどではない。
全く別個のテーゼなのである。
ましてや『反自民』などという、アンチテーゼにもならないお題目で人を集めたって、
烏合の衆にすらならない。
20年前の野党大連立もそう。
近年の民主党もそう。
『砂上の楼閣』なんて洒落た例えがもったいない位に、あっけなく、簡単に崩壊した。
組織を維持する求心力の無い集団に大事は成せない。
ましてや国政を担うなんて、とてもとても・・・。
自民党を倒すには、いや、脅かすには、自民党とは全く別のテーゼが必要なのだ。

ならばなぜ政治家達は新しいテーゼを作ろうとしない?
恐らく、彼らには出来ないのだ。
新しいテーゼはひたむきに未来を見つめることによってのみ作られる。
ところが彼ら政治家達は片目で自民党を見ている。
自民党の貪欲さを、羨望を持って見ている。
いつか自民党から横取りして貪ろうと思ってみているのだ。
だから自民党から離れられない。
せいぜい『反自民』なんていう陳腐なスローガンしか出てこない。
そう、政治家は皆、根本的に『自民党的』存在なのだ。
  (機密費問題がいい例であろう。民主党は野党時代には機密費の公開を求めて激しく追及した。
   しかし、与党になってから機密費を公開することはなかった。
   政治家達が如何に利益に敏感で、如何に利益に貪欲かを示すエピソードだ。)


このまま自民党の天下が続けば、この国の未来から『希望』という言葉は消えてしまうだろう。
早いか遅いかの違いはあっても。
これを是としないならば、僕らは自民党から決別しなければならない。
『利益誘導型』の政治と決別しなければならない。
その決断は僕ら国民の手に委ねられている。





今週の一曲
さだまさし 『フレディもしくは三教街~ロシア租界にて~』


感動の素

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  • アーティスト: さだまさし,さだまさし,渡辺俊幸,服部隆之,信田かずお,山本直純,服部克久
  • 出版社/メーカー: テイチク
  • 発売日: 1999/01/29
  • メディア: CD



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