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『田園の憂鬱』


檸檬 (新潮文庫)

檸檬 (新潮文庫)

  • 作者: 梶井 基次郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫




(うつ病になると梶井基次郎の『檸檬』の気持ちがよく分かります。昔は分からなかったけど。)

このところうつ病の具合がよろしくない。
もう半年以上になるだろうか。
気力の喪失と集中力・持久力の低下、それに強い倦怠感が続いている。
それで、気分転換がてら一時帰郷することにした。
久しぶりの帰郷で懐かしさもあり、
珍しくほんの少しだけどワクワクした気分を持って新幹線に乗り込んだ。


十年ぶりの故郷は、果たして、思ったよりもくすんでいた。
美人は三日で飽きる』じゃないけれど、懐かしい筈の景色もほとんど一瞬で飽きてしまった。
大きく様変わりした町並みも、心に妙な違和感を与えて、不快だ。
それで、お外は三日で飽きてしまった。
新緑の、気候的にはいい時期なんだけど。
結果として、ここでも家にこもってしまうことになった。
ハア~(ため息)。


こうなるとやることがない。
テレビをつけても、そもそもチャンネルの選択肢がない。
関西では民放だけで6チャンネルあり、この時期だとプロ野球のタイガース戦がほぼ連日見られる。
阪神戦はともかくとしても、プロ野球はおろかF1も流れてない。
そのくせ関西に居るときには忌避している、くだらないバラエティだけはしっかり流れている。
うつ病患者の常として不眠や中途覚醒の症状があるのだが、
夜中に目覚めてもテレビ放送はやってない。
関西だと大概深夜アニメをやっているのだが、それもない。
てゆーか、アニメ自体やってないじゃないか!
おい、おい、アニメはいまや国際的にも認められた文化だぜ。
それを提供しないなんて、テレビ局としてどうなのよ。
『アニメは子供のもの』なんて考えだとしたら、時代錯誤も甚だしい。
『まど☆マギ』すらやってなかったらしい。
どうしようもなく遅れてるぜ・・・。
こんなことだから、田舎の感性はどんどん遅れていくんだ。
フウ~(ため息)、田舎と都会の差は開く一方だね。


他にも気付いたことがある。
『本気で』見れる番組がない、ということだ。
関西では夕方のニュース番組が各局とも頑張ってて、いい番組を作っている。
MBSは公務員の『中抜き』の問題にしつこく取り組んでいたし、
輸出企業に関して消費税の還付制度があることを知ったのは関テレの『ニュースアンカー』だった。
どちらも『ジャーナリスト魂』を感じる。
民主主義におけるジャーナリズムの重要性は改めて言うまでもないが、
それとは別に、よいジャーナリズムに触れ続けることによって考える力や洞察力が磨かれる。
関西にはその環境があるのだ。
片や地元のニュース番組は地元ネタばっかり・・・。
のどかですね~。
世界は刻一刻と動いているんですけど。
本気で取材し本気で作った番組は、見る方も本気になるし、
『こんなもんか~』って作った番組は『こんなもんか~』って見ちゃう。
地元のテレビ局に聞いてみたいよ。
『ジャーナリスト魂はどこに?』って。
ブッ○オフで売っちゃったのかな?
田舎の未来は暗いよ・・・、ハア~(ため息)。


若い頃、『地方紙も全国紙もニュースソースは同じ』と嘯く地元新聞の販売員に反発した僕は、
一時期地元紙と朝日・毎日両新聞とを比較していたことがあった。
ニュースソースは同じでも、それを取捨選択しどのような扱いをするかは編者の裁量の内にある。
果たして、『このニュースは重要!』と思ったニュースが
朝日・毎日では一面で大きく扱われていたのに対し、
地元紙では二~三面で小さくしか扱われていないことが多々あった。
地方では一応ジャーナリズムに関わっている筈の人ですらモノを見る目が鈍いのだ。
ま、昔の話だけれど。
そんな人たちから情報を伝達される一般の人たちのレベルは・・・、推して知るべし、である。

今まさに中央では大怪獣『アベノドン』がこの国を戦争に巻き込もうと必死である。
この国を悪いほうへ導こうと必死である。
そんなときに、この田舎ののどかさ、呑気さ、鈍さは何なんだろう。
田舎の鈍さが、この国を悪いほうに導く一助にならなければよいが、と要らぬ心配をしてしまう。
フウ~(ため息)。

かつて『北の国から』シリーズの中で、『知らない権利があってもいい』という台詞があった。
気持ちは分かるけど、僕の中にも首肯している僕が居るけれども、
残念ながら民主主義においては『知らない権利』はないのだ。
むしろ、義務に近い。
なぜなら、民主主義では未来への道のりを決定するのは国民だけれど、
物を知らなかったり、正しい知識を持っていないことで誤った選択をする可能性があるからだ。
特に、高度に複雑化された現代社会では、思ってもいない所に陥穽がありがちである。
そして国民はそれに追いついていかなければならない。
田舎だってそれは同じ。
だからこそ、身近なマスメディアであるテレビが良質なジャーナリズムを提供することが大事なのだ。
ハア~(ため息)、『田舎はダメだ』と理性的には判断するが、それを言いたくない自分が居る。


あんなに焦がれた故郷だったけれど・・・。

『消え去りたい気持ち』、『終わらせてしまいたい衝動』に襲われながら過ごす日々。
近江大橋の上から琵琶湖を見つめながら、『どうせ終わるのなら故郷で』と思っていた。
田舎に帰ってみて判ったのは、僕を苛む『孤独感』『疎外感』は場所のせいではなく、
僕自身の心が作り出した産物だということ。
安易な救済はないのだ、ということ。

後は、まぁ、余計な憂鬱を増やしちゃったね。
美味しいラーメンが食べられたのは、一つ、良かったことかな。
関西ってラーメン不味いから。
トリケラさんもそう言ってるし。(GANTZ参照。15巻くらいだったかな?)


あぁ、そういえばベートーベンの『田園』のいい演奏が見つからない。
数年前から探しているのだけれど。
多くの演奏はテンポが速すぎるのだ。
分かってないね。
なんだか、田舎に着てまでぎっちり詰まったタイムスケジュールどおりに行動している、
そんな窮屈さを感じるんだ。
(おい、カルロス・クライバー。おめー、田舎行った事あんのか?)
もっとゆったりと、おおらかに演奏して欲しいね、この曲は。
僕に言わせてもらえば、だけど。
そんなことも僕を憂鬱にさせる。


今はただ、早く関西に帰りたい。
帰って、そに子に、ルカに、リリィさんに、唯依姫に会いたいよ。
それから、澪ちゃんのパンツと、シーナちゃんのパンツを見るんだ。
じっくりと。
君たち(フィギュア)だけだよ、僕を癒してくれるのは。





今週の一曲
Alan Parsons Project 『TIME (時は川の流れに)』






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今週の考察
アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』をみた。
いまさらだけど。
その感想というか、思ったことを。

学校のセーラー服、下がスカートではなくショーとパンツなのが意外といい!
下からのアングル、特におしりの描写が多く、またそれらが中々にいいアングルなのだ。
きっと製作者の中に『モノが分かっている人』が居るに違いない。
うん。
ひょっとすると単なるおしりフェチの変態かも知れんが・・・。
リアルではJKすら対象外だが、二次元だとJCでもイケる!
案外、美味しく頂けそうな気がしてきた。
第二期を求む。(もちろん、おしりいっぱいで。)





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